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瀬尾まいこ「そしてバントは渡された」:2019年本屋大賞
瀬尾さんの本は以前から好きでよく読んでいるけれど、ついに本屋大賞かぁ、となんか感慨深い。 一応、瀬尾さんは「坊っちゃん文学賞」受賞の先輩。 私も続くぞ! なんて思いたいけど、瀬尾さんは本当、デビュー作 ...
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「Last Letter」(岩井俊二監督)
岩井俊二監督の最新作を見た。 岩井俊二監督の作品は、大学時代~20代の頃、よく見ていた。 undo Love Lette 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? PiCNiC FRIED DRA ...
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窪美澄「水やりはいつも深夜だけど」
2020/1/20 小説レビュー
レビューにはまだ2作品しか載せていなかったようだけど、窪さんの本はかなり読んでいる。 ちょっと心が痛くなるのだけれど、最後には嘘くさくない救いもあって、そのバランスが、とても好み。 勝手な分類では ...
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ブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」:本屋大賞(ノンフィクション)受賞作
2020/1/12 小説以外
本屋大賞のノンフィクション部門、「ノンフィクション本大賞」受賞作品ということで読んでみた。 「ノンフィクション」と言われると、勝手に固い本をイメージしてしまうのだけれど、これは、とっつきやすい文章で書 ...
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「ダムタイプ アクション+リフレクション」展 感想
2020/1/10 芸術などレビュー
東京現代美術館で行われている「ダムタイプ」展を観た。 「ダムタイプ」というのは、パフォーマンス集団。 私が演劇にはまっていた1990年代に一番注目を浴びていた集団だったから(「ダムタイプ」も劇場で「公 ...
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嶽本野ばら「ミシン」再読:自分の信じる世界を貫け
野ばらさんの作品、もうずっと読んでいなかった。今回サイトリニューアルをするにあたって、過去記事を読み返していて、「あぁそうだ、私は野ばらさんのファンだったんだ」と思い出した(おいおい)。 サイン会 ...
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新海誠「言の葉の庭」:描写とストーリーの絶妙なバランス
もう一つ運営しているブログの方に集中していた5年ほどの期間、本や映画のレビューをほとんど書いていませんでした……。 これから、この5年のあいだに読んだり見たりして、「この良さだけは伝えたい!」と思った ...
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角田光代「坂の途中の家」
ドラマ化もされている作品。 あらすじ 簡単にまとめると、産まれて間もない子供を虐待して殺した罪に問われた女性の裁判員裁判の話。 その裁判の補充裁判員になった3歳の娘を持つ女性が、被告の女性と自分を重ね ...
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平野啓一郎「マチネの終わりに」
映画化もされているけれど、私は本で読んでみた。 ジャンル分けをすれば「恋愛小説」 天才クラッシックギタリスト(男性)と国際ジャーナリスト(女性)。“様々なことを経験し、社会での地位も確立してきた40 ...
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『牧師といのちの崖』:人は人を救えるか?
和歌山県の自殺名所のそばで教会の牧師をされている藤藪さんという方と、その方が行っている自殺志願者の支援活動についてのドキュメンタリー。 色々考えさせられた。 まさかのラストに心がついてい ...