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青山美智子「赤と青とエスキース」
2022/11/4 小説レビュー
本屋大賞2位だったという本。 青山美智子さんという作家を初めて知ったけれど、いい本だった。楽しめた。 構成や最後のちょっとしたどんでん返しみたいなものもいいけれど、ただ描き出す世界が好きだな、と。 ...
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町田そのこ「宙ごはん」
2022/11/4 小説レビュー
町田そのこさんの最新刊。 以前から上手かったけれど、最新刊はさらに研ぎ澄まされているなと感じた。 とても緻密に作りこまれている。 久しぶりに、「すごいなぁ」と感じたあと、「それに比べて、私は……」と落 ...
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安壇美緒「ラブカは静かに弓を持つ」
小説すばる新人賞でデビューした作家の3作目の小説。 この本自体は特に賞を獲ったわけでもなさそうだけれど、「王様のブランチ」で紹介されたり、口コミで話題になり、重版を重ねているとか。 そういう広がり方も ...
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窪美澄「夜に星を放つ」
2022/10/14 直木賞
2022年前期直木賞受賞作。 5つの短編小説。 醸し出す空気感が好きだ 窪さんの本は連作短編集が多いような気がするけれど、これは完全に独立した5つの話。 だからちょっとバラバラ感があって、連作短編 ...
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新海誠監督「秒速5センチメートル」
近所の映画館で、IMAXが導入された記念と、次回作公開前の周知を兼ねて「IMAX新海誠特集」をしていて、IMAXで「秒速5センチメートル」を見てきた! 他に「君の名は。」「天気の子」も上映されているの ...
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高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」
2022年前半の第167回芥川賞受賞作。 芥川賞受賞作の半分くらいは、文体から読みづらかったり、特異な世界観に入っていけなかったりで、途中で挫折する💦 それに比べると、この本はとても読 ...
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馳 星周「少年と犬」
2020上半期の直木賞に選ばれた本。 6つの連作短編集。 硬派なしっかりとした読み応えの本 タイトルから、ほのぼのとした内容を期待して読み始めたのだけれど、最初のイメージとは大分違った。 なんとい ...
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小野寺史宜「ひと」
2022/9/12 小説レビュー
2019年「本屋大賞」で2位になった作品らしい。 いっとき本屋でポップつきで平積みされているのをよく見かけたのだけれど、今更ながら読んでみた。 感想は難しい 感想は……難しいなぁ。 悪くはない ...
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歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」
推理小説系の賞を総なめにした本 wikipedeiaによると 第57回日本推理作家協会賞受賞第4回本格ミステリ大賞受賞このミステリーがすごい! 2004年版第1位本格ミステリベスト10 2004年版第 ...
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「地球がまわる音を聴く」展
2022/9/8
森美術館で開催されている「地球がまわる音を聴く~パンデミック以降のウェルビーイング」展に行ってきた。 正直小粒…… 16人のアーティストの作品が展示されているのだけれど、私が名前を知っていたのは「 ...