小説レビュー

凪良ゆう

凪良ゆう『流浪の月』

2020年本屋大賞受賞作  好きな世界観、好きな空気感の作品だった。 日中、ふと“あの世界に浸りたい”と思い出すような本に出会えると嬉しい。  内容はちょっともどかしくて、切ない。 でも優しくて、美し ...

町田そのこ

町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』

2021/7/11    

町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』読了。  久しぶりに心地よい世界観&空気感の小説が読めたな、というのが一番の感想。 主人公の女性が幼少時代に受けた虐待は相当キツイ内容なのだけれど、その部分はきちん ...

その他 エンタメ

天童荒太『悼む人』

2020/9/10  

以前からなんとなく気になっていたものの、読まずにいた本を今回初めて読んだ。 すごい作品だな、と思った。 物語全体の基調となっているのは、淡々とした静けさなのだけれど、その奥に確固たるエネルギーみたいな ...

その他 エンタメ

恩田陸『祝祭と予感』

2020/6/24  

直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編集。 あくまで「スピンオフ」。続編ではない。……ということが分かっていたら、買わなかったかも(私の予備知識不足)。   『蜜蜂と遠雷』自 ...

伊坂幸太郎

伊坂幸太郎「クジラアタマの王様」

久しぶりに伊坂さんの小説を読んだ気がする。 数年前に何作か長編を読み始めて挫折してから、ちょっと遠ざかっていたのだけど、これは本当、面白かった!!! 3分の1くらいまで読んでからは、この小説の世界観が ...

瀬尾まいこ

瀬尾まいこ「そしてバントは渡された」:2019年本屋大賞

瀬尾さんの本は以前から好きでよく読んでいるけれど、ついに本屋大賞かぁ、となんか感慨深い。 一応、瀬尾さんは「坊っちゃん文学賞」受賞の先輩。 私も続くぞ! なんて思いたいけど、瀬尾さんは本当、デビュー作 ...

窪美澄

窪美澄「水やりはいつも深夜だけど」

2020/1/20    

レビューにはまだ2作品しか載せていなかったようだけど、窪さんの本はかなり読んでいる。 ちょっと心が痛くなるのだけれど、最後には嘘くさくない救いもあって、そのバランスが、とても好み。   勝手な分類では ...

嶽本野ばら

嶽本野ばら「ミシン」再読:自分の信じる世界を貫け

 野ばらさんの作品、もうずっと読んでいなかった。今回サイトリニューアルをするにあたって、過去記事を読み返していて、「あぁそうだ、私は野ばらさんのファンだったんだ」と思い出した(おいおい)。  サイン会 ...

角田光代

角田光代「坂の途中の家」

2019/12/19    ,

ドラマ化もされている作品。 あらすじ 簡単にまとめると、産まれて間もない子供を虐待して殺した罪に問われた女性の裁判員裁判の話。 その裁判の補充裁判員になった3歳の娘を持つ女性が、被告の女性と自分を重ね ...

平野啓一郎

平野啓一郎「マチネの終わりに」

映画化もされているけれど、私は本で読んでみた。 ジャンル分けをすれば「恋愛小説」  天才クラッシックギタリスト(男性)と国際ジャーナリスト(女性)。“様々なことを経験し、社会での地位も確立してきた40 ...

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