レビュー

洋画(米)

映画「シザーハンズ」

2005/3/28    

DVDで、とっても久しぶりに見る。 以前見たのはいつだったのだろう。ほとんど内容を覚えていなくて、まっさらな状態で楽しめた。   やっぱりティム・バートンはいいなぁ。独自のワールドがあって、冷静に考え ...

小川洋子

小川洋子 「偶然の祝福」

2005/3/27    ,

小川さんの作品は「中編」くらいが一番好きかも。「短編」は短すぎる気がする。 でも、この短編集は良かった。小川さんにしてはちょっと心温まる作品が集まっていて。   特にこれは主人公が「小説家」だし、「え ...

その他 エンタメ

江國香織 「間宮兄弟」

2005/3/27    

最近、江國さんの本、結構読む。   この作品は、まったくもてない三十過ぎの兄弟の話。 「あぁ、なるほど、これはもてないだろう」と説得力のある男二人が主人公。 「女なんていらない」と言いながらも、やはり ...

邦画

映画「恋愛寫眞」

2005/3/23    

この映画の感想を述べるのは難しい。   アンバランス 部分部分とか、描き出したかったテーマのようなものは、すっごく良かったのだけれど、「あらすじ」では良かったものが「ストーリー」になるとこけてしまった ...

美術

中西信洋展-満ち溢れているものへ-

2005/3/22    

今日は久しぶりにギャラリーへ行った。 上記個展は、京橋のINAXギャラリーで3月1日~29日行われている。 ギャラリーに行くときは大抵、「ぴあ」に出ている小さな写真と説明文だけを頼りに行く。同じ作家の ...

瀬尾まいこ

「幸福な食卓」瀬尾まいこ

瀬尾さんは本当に才能があると思う。   一見軽やかな奥に存在している文学的テーマ 表面的にはさらっとしていて、楽しく、すらすら読めてしまう。文章も内容も分かりやすい。 でも、「なるほど、なるほど」「へ ...

芸術に関する考察

「読者」の存在

2005/3/20  

3月はなぜか小説の締め切りが多い。 もちろん私の「締め切り」はただ単に「賞」の締め切りであって、依頼された「仕事」の締め切りではないから、間に合わなくても誰にも迷惑はかからないのだけれど、書いたからに ...

本多孝好

「真夜中の五分前」本多孝好

1年半ぶりの新刊というが、本当に本多さんは書く量が少ない。 多分、働きながら書いている人なのだろうな。 出せばかなり売れるだろうし、ということは依頼も多いだろうけれど、それでもこのペースを守っていると ...

小川洋子

小川洋子「博士の愛した数式」

基本的に単行本は嫌いなので、「文庫本が出たら買おう」と思い、図書館で予約して読んだ。 でも、数ページ読んで後悔した。 「あー、待ってないで買えば良かった!」と。数ページで分かるぐらい、久々に出会えた、 ...

よしもとばなな

よしもとばなな「王国」

2005/2/14    

「王国1」「王国2」と続けて読んだ。   思想を語るように 最近のばななさんは、とぎすまされてきた感じ。 無駄なものをどんどんそぎ落として、本当に伝えたいことだけストレートに書いているなっていう感じが ...

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